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最後の手紙

昨夜、いつものように本を片手に、TVニュースを見ていた。

ノドン、悪魔の詩、ジダン・・・
次々とニュース報道が続くが、
「ふーん」イマイチ興味無し。

が、21年前の航空機事故に関するニュースに、
私の目は、釘付けになった。

その事故は、1985年8月12日、
日航ジャンボ123便が御巣鷹山に墜落。
乗員乗客520人死亡(生存者4名♀)の、あの大惨事である。

その犠牲者のうち6人の、墜落直前の機内で残した「遺書」の
展示が10日、機体の残存部品を展示している、
日本航空の社員教育施設「安全啓発センター」で始まった。

そう伝えた後、キャスターは遺書を読み始めた。


遺書

マリコ  津慶 知代子 どうか仲良くがんばって
ママを助けて下さい
パパは本当に残念だ きっとたすかるまい
 原因はわからない
いま五分たった 降下しだした  どこへどうなるのか
津慶しっかりた(の)んだぞ  もう飛行機には乗りたくない
どうか神様たすけて下さい
きのうみんなと食事したのは 最后とは
   何か機内で 爆発したような形で
煙が出て  ママ  こんなことになるとは  残念だ
さようなら
子供達の事よろしくたのむ
 今六時半だ  飛行機はまわりながら  急速に
降下中だ 
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している


これは、日航ジャンボ機事故被害者、
当時大阪商船三井船舶神戸支店長・河口博次氏(52歳)が、
死の直前に手帳に書きとめた遺書である。

私は、溢れ出る涙をこらえる事が出来なかった。

この日本航空史上最悪の事故は、
トラブル発生から、墜落まで、30分間の迷走飛行を続けた。

死が目前に迫った時。去来する思いとは?

恐怖、苦悩、嘆き、憎しみ、無念・・・
何を思い、何を考えるのか、そして残された僅かな時間で
何が出来るのか、何をするのか、私にはわからない。

激しく急降下する機内で、彼は家族を思った。
そして、愛する家族に、最後の手紙を書いた。

何て、すごい人なのだろうか。
死の恐怖に打ち勝ち、残された家族に
こんな素晴らしい手紙を贈ったのだ。

この手紙。この言葉は、何年も、何十年も、
いや、永久に家族を優しく、そして力強く包むのだろう。

もしも、この状況に遭遇したとしたら、
はたして私にも、こんな事が出来るのだろうか?

ハッキリ言って自信は無い。
そして、想像したくも無い。

そんな事を考えた、今朝・始業前のコーヒータイム。

改めて、犠牲者のご冥福と、
残された家族に幸多からん事を祈りたい。



(追伸)
おかげさまで、ブログ開設から3ヶ月となりました。
コメント下さる皆様、見て下さる皆様。
ほんとうに、ありがとうございます(感謝)














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プロフィール

釣志(ちょうじ)

Author:釣志(ちょうじ)
九州・福岡の田舎在住。
釣りと家族をこよなく愛し、
ちょいワルオヤジに憧れる
ちょい不良品オヤジです。
コメント頂けると、年甲斐も無く
子犬の様に喜びます(笑)

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